「腰痛の9割は動き方が原因だった」|理学療法士が教える本当の原因と対策
- 5月11日
- 読了時間: 6分

こんにちは。personal studio routeの小谷です!
今回は、腰痛についてお話したいと思います。
はじめに
「腰が痛くて整体や病院に行ったけど、また繰り返す...」
「整体に行くと楽になるけど、また戻ってしまう...」
「病院でレントゲンを撮っても異常なしと言われた」
「毎朝起きるたびに腰がつらい...」
こんな経験、ありませんか?
実は、慢性的な腰痛で悩む方のおおく多くは、腰そのものに大きな問題があるわけではありません。
原因は...
「腰の動き方・使い方のクセ」にある場合がほとんどです。
理学療法士として多くの腰痛患者様とか関わってきた中で、痛みが繰り返される方には共通したパターンがあることに気づきました。
この記事では、その「動き方の問題」を解剖学の視点でわかりやすく解説し、今日からできるセルフケアまでお伝えします。
なぜ「腰が痛い=腰の問題」は間違いなのか
腰が痛くなると、多くの方は「腰を治さなければ」と考えます。
でも、これが落とし穴です。
体は「つながり」で動いている。
人体の筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)は、腰だけで独立して存在しているわけではありません。足裏から背中、首まで、まるで1枚のスーツのように全身がつながっています。
これを「筋膜連鎖」と呼びます。たとえば、太もも裏(ハムストリングス)が硬くなると——骨盤が後傾(後ろに傾く)し、腰椎の自然なカーブが失われ、腰の筋肉に過剰な負担がかかります。
原因は太もも裏なのに、腰が痛くなる。
これが、「腰だけ治療しても良くならない」理由のひとつです。
痛みの場所=原因の場所ではない理学療法の世界では、「痛みの部位と原因は別の場所にあることが多い」というのは常識です。
腰痛の場合、本当の原因として多いのは:
・股関節の可動域が少ない
・体幹(インナーマッスル)の機能低下
・足首や胸椎(胸の背骨)の硬さ
・日常的な動作パターンのクセ
腰に注目しすぎることで、これらの根本原因が見過ごされてしまうのです。
あなたは大丈夫?腰を痛める「NG動作」5選

日常生活の中に、腰を痛める動き方が潜んでいます。
当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
1️⃣腰を曲げてものを拾う
床のものを拾うとき、腰からお辞儀するように前傾していませんか?
このとき腰椎には体重の数倍もの圧力がかかります。特に重いものを持つ場合は、椎間板への負担が非常に大きくなります。
✅ 正解:膝と股関節を曲げて、腰を落としてから拾う。(スクワットの要領)
2️⃣体をねじって後ろのものを取る
車を運転中に後部座席のものを取るとき、体を大きくねじっていませんか?
腰椎はもともと回旋(ねじり)の動きが苦手な構造です。ねじりに弱い腰椎に繰り返し負担をかけることで、じわじわと傷めていきます。
✅ 正解:体ごと向きを変えて、ねじりを最小限にする。
3️⃣片足重心で立つ
電車の中や料理中、気づくとどちらかの足に体重を乗せて立っていませんか?
片側重心が続くと骨盤が歪み、左右で腰にかかる負担が不均等になります。
「なぜか右だけ腰が痛い」という方は、このクセがある可能性が高いです。
✅ 正解:両足に均等に体重を乗せて立つ。(足を軽く肩幅に開くと安定する)
4️⃣前かがみの姿勢でスマホ・PCを使う
デスクワークやスマホ操作中、頭が前に出て背中が丸まっていませんか?頭の重さは約5〜6kg。前傾姿勢では、それが何倍もの負荷として頸部〜腰部にかかり続けます。
✅ 正解:画面の高さを目線に合わせ、背もたれを活用する。
5️⃣腰を反らせて「いい姿勢」をとる
「姿勢を良くしよう」と意識するあまり、腰を反りすぎていませんか?
胸を張って腰を反らせる姿勢は、腰椎の後ろ側(椎間関節)に過剰な圧力をかけます。「反り腰」による腰痛は、女性に特に多く見られます。
✅ 正解:お腹に軽く力を入れ、骨盤をニュートラルな位置に保つ。
今日から変えられる「正しい動き方」3つの基本
では、どのように体を動かせばよいのでしょうか。
理学療法士が実際に患者さんに指導している3つのポイントを紹介します。
ポイント①
動きの起点を「腰」から「股関節」に変える。
腰痛の方の多くは、前かがみや立ち上がりの動作で腰から動こうとしています。
本来これらの動作は「股関節が主役」です。股関節は体の中で最も大きな関節のひとつで、強い筋肉に囲まれています。股関節を主体に動かすことで、腰への負担が大幅に軽減されます。
練習法:「股関節ヒンジ」
1. 足を肩幅に開いて立つ
2. 膝を軽く曲げたまま、お尻を後ろに引くようにして上体を倒す
3. 腰ではなく、股関節の付け根が折れるイメージで
ポイント②
体幹をそっと「オン」にする
「体幹を鍛える」というと激しいトレーニングをイメージしがちですが、日常動作で必要なのは「そっとオンにする」程度の活性化です。
具体的には、動く前にお腹を軽くへこませる(ドローイン)だけ。
これだけで、腰椎を支える深部の筋肉(多裂筋・腹横筋)が働き、動作中の腰への負担が減ります。
練習法:動く前の「ひと息」
重いものを持つ前、立ち上がる前に、一度ゆっくり息を吐きながらお腹を軽く引き込む。これを習慣にするだけで変わります。
ポイント③
「全身で動く」意識を持つ
腰痛改善の最大のポイントは、「体を部分ではなく全体として使うこと」です。 腰が痛いとき、人は無意識に腰をかばいます。すると、その負担が腰の周囲の筋肉に集中し、かえって痛みが長引くことがあります。
足→股関節→骨盤→腰椎→胸椎という「動きの連鎖」を意識することで、体全体で荷重を分散させる動き方が身についていきます。
まとめ:
腰痛を根本から変えるためにこの記事でお伝えしたことを3行でまとめます。
1. 慢性腰痛の多くは「腰そのもの」ではなく、「動き方のクセ」が原因。
2. 日常のNG動作(前かがみ・ねじり・片重心など)が腰を少しずつ傷めている。
3. 股関節を主体にした動き方・体幹の活用・全身連動を意識することで改善できる。
腰痛は「安静にして治るもの」から「正しく動いて治すもの」へ——この考え方の転換が、長年の腰痛から抜け出す第一歩になります。

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が重い場合や、しびれ・発熱を伴う腰痛は、医療機関への受診をおすすめします。
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