普段、悩んでいる体の不調の原因は足首にあるかもしれません。本日は、足首の構造からなぜ足首が不調の原因となるのかを解説していきます。
足の骨は56個(片足28個)で構成されています。身体へのバランスを支えているのが、「足部」です。足部は体の土台となるため、生活する上でとても重要な部位となります。
足部には「前足部」「中足部」「後足部」3つの機能に分けられます。
「前足部」
足を蹴り出し、前方への推進力を生み出す機能があります。
「中足部」
地面に足が接地し荷重が加わった際に地面からの衝撃を吸収し、足関節、膝関節などへの負担を軽減するクッションの役割を担います。
「後足部」
身体への荷重を支える機能を担います。
これらの機能が崩れてしまうと、痛みの原因やバランス能力低下、パフォーマンス低下に繋がります。そのまま放置してしまうと「足部」から上方へ「膝関節」「股関節」「腰」と痛みが広がってしまいます。
立っている状態を後ろから見た時、あなたの足はどのような形をしていますか?
※上の図は右足の形を表しています。
「後足部の過回内」
体重が親指側に偏って土踏まずを潰している状態です。いわゆる扁平足になります。靴底の内側がすり減る方は後足部が回内しているかもしれません。
「後足部の過回外」
体重が小指側に偏って土踏まずが高くなってしまう状態です。俗にいうハイアーチということになります。外側に荷重がかかりやすく、捻挫をしてしまう可能性が高くなります。靴底の外側がすり減る方は後足部が回外しています。
このように、足部の形によって体重のかかる位置が変わるため、体の土台から崩れてしまいます。積み木と同じように、土台が崩れているとバランスを取るために膝、股関節、腰と体の上部になればなるほど大きく崩れます。その結果、痛みの原因やバランス能力低下、パフォーマンス低下に繋がるのです。
今回は、足部の形によって体に様々な不調をきたすという内容をお伝えさせていただきました。後ろから見た足の形、靴底のすり減り方に違和感がある方はぜひご相談ください。
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